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猫さんの宝物部屋
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『maid of cream』・3


 
「もういいよ、ナルト」

「あ、うん」

ナルトが耳かきをエプロンのポケットに仕舞うのを横目で見ながら、
カカシは素早く身を起こした。
そのままナルトを抱え上げ、自分の膝の上に乗せる。
背後から抱きかかえられる姿勢に、ナルトは驚き、そして慌てた。

「うわ!?何すんだってばよ、カカシ先生!」

「これから本格的に、ご主人様にご奉仕してもらおうと思ってね」

「ごっ、ご奉仕って何だよ!?」

「そのままの意味だよ。それよりお前、慣れないことして疲れただろ?
そのパフェ、オレからの差し入れだから」

「え、食べていいの!?」

カカシは滅多に、ナルトにものを奢ることがない。
――というのは今までのことで、恋人同士になってからは、
何か欲しいものはないかと、執拗に問われる日々が続いていた。
しかしナルトは、記憶の中のカカシの印象が強いのか、
好物のパフェを前にしても、怪訝な表情を浮かべていた。

「早く食べないと溶けちゃうよ?」

「お、おう」

ガラスの器に刺さっている、銀のスプーンをようやく手に取ったナルトは、
パフェの中身を見て眉を寄せた。

「何か、生クリームがやたらと多い気がするんだけど……」

「サクラに頼んで作ってもらった特注品なんだ。あんまり甘くないけど、
満足してもらえると思うよ?」

「甘くねぇんじゃ意味ねぇ……って!何してんだってばよ、カカシ先生!」

ナルトがパフェに気を取られているうちに、いつの間にか黒いミニドレスの
背中のファスナーが、一気に腰まで下ろされていた。
あっという間の早業に驚くと同時、緩んだドレスの隙間から、
カカシの両手が忍び込んでくる。
背後から回った手が、ナルトの胸に触れた。

「な、何すんだってばよ!離せってば!」

「ヤダ」

ひと言で却下したカカシは、長い指先でナルトの乳首をキュッと摘んだ。

「ギャーーーー!!」

「可愛い格好してるくせに、色気のない声出さなーいの。
じゃあ早速、専属メイドさんにご奉仕してもらおうかなー?」

膝の上のナルトをくるりと反転させたカカシは、その端正な顔に
極悪かつ極上の微笑を浮かべた。

……………

部屋には、むせ返るような甘い香りが充満していた。


カカシの膝の上で、正面から向かい合う形に座らされたナルトは、
エプロンとニーソックスだけの姿になっていた。
黒いドレスは床に広がり、ペチコートもその上に放られている。
ベストを脱ぎ、上衣も脱いでノースリーブのアンダー1枚になったカカシは、
甘い声でナルトに命じた。

「ほら、もっとつけて?」

「ん……っ」

虚ろな眼差しのまま、ナルトは左手に持ったパフェの器から、
右の人差し指と中指で、生クリームをたっぷりと掬い上げた。
それを、赤く尖った自分の乳首の先端に擦り付ける。

「美味しそ……。いただきます」

言うなりカカシは、ナルトの胸に顔を埋めた。
そのまま生クリームごと、ナルトの乳首を舐め上げ、吸い上げる。

「っあ、あ……っ、や……!」

仰け反るナルトの背を片手で引き寄せ、カカシはナルトの胸を愛撫した。
白いフリルの両端から、恥ずかしそうに顔を覗かせている乳首の愛らしさに、
知らず愛撫が執拗になる。

「裸にエプロンも、男のロマンだよね。病みつきになりそうだよ」

「何、言って……っ、あ!」

吐息を吹き掛けられ、甘噛みされると、ナルトの背に痺れるような快感が駆け抜けた。
何度も繰り返される刺激に、ナルトは快感と羞恥が入り交じり、知らず涙目になっていた。

「甘いモン、嫌いだって……言ってるクセに……っ」

「そう思って、低カロリーの生クリームにしたんだよ。
甘いのは、お前だけで充分だから」

「ンなことばっか、用意周到に準備しやがって……この、エロ上忍!」

「はーい、そこまで。クレームは後で聞くから、今はオレにご奉仕して?」

腰に響く、低く甘い声で間近に囁かれ、ナルトは露になった肩を震わせた。

「ここも蕩けてきたし……ね?」

カカシのもう片方の手は、ナルトの後孔を弄っていた。
生クリームを纏わせた指で、浅く深く抽挿を繰り返す。
凝った部分を態とのように掠めると、ナルトの身体がビクンと跳ね上がった。

「っ、あ!」

「まさかお前の下着が、あんなのだったなんてね」

戦慄くナルトに、カカシは小さく笑った。
ナルトは、黒いミニドレスの下に、女性用のレースの下着を着けていた。
両方の腰を細いリボンで結わえるタイプの、しかも――

「白いTバックなんて、自来也様もいい趣味してるよ」

「た、ただのヘンタイ仙人だってば!」

「じゃあ、それを正直に履いてるのは誰?」

「だ、だって!着てきた服を取り上げられたんだから、仕方ねーだろ!?
パンツまで没収なんて、信じられねぇってばよ!」

流石にノーパンでは店に出られず、止むなく履いたというのに。
それをこんな形で、しかもよりによってカカシに知られるとは、考えもしなかった。

「いいじゃない。エロいし、脱がなくても挿れられるしね」

ニッコリと微笑むカカシに、ナルトは青くなった。

「ま、まさか……マジでヤる気だってば!?ここは、そういう店じゃねぇってばよ!?」

「貸切だから大丈夫。それに『ご主人様』っていうのは、何しても許されるんだよ?
特に、専属のメイドにはね」

「ふざけたこと言うなってばよ!もう、いい加減に離……ん、んん――!」

喘ぎながらも文句を言うナルトの唇を、カカシは言葉ごと塞いだ。
ナルトの手から、半分以上減ったパフェの器を抜き取り、テーブルの上に置く。
キスの合間、カカシはナルトの耳に殊更低く、甘く囁いた。

「背中、痛いかもしれないけど……我慢して?」

「え、あ、――!?」

いきなり抱き上げられ、大きな木製のテーブルの上に仰向けに横たえられる。
エプロンの裾を捲ったカカシは、ナルトの両腰に結ばれていた細いリボンを解いた。
その途端、白い下着の中で窮屈そうに縮こまっていたナルトのものが、
跳ね上りながら飛び出してくる。
蜜を滴らせるそれを、カカシは満足そうに見つめた。

「やっぱり、こっちも可愛がってあげなきゃね」

カカシは言うと、パフェの器を持ち上げた。
ほとんど液体と化した生クリームを、勃ち上がったナルトのものに垂らし始める。
とろりとした白い液体が、ナルトの双珠を伝い、そして後孔にまで流れ落ちていった。
その刺激に、ナルトの身体がぴくぴくと跳ねる。

「あ……っ、あ……」

「生意気言うくせに、素直で敏感で……可愛くてたまらないよ、ナルト」

カカシは言うと、ナルトのものにむしゃぶりついた。

「や……ぁ、カカシ、先生!」

白いニーソックスを履いた両足を抱え上げ、存分に口淫を施す。
限界を迎えたナルトが達すると、カカシは口を拭いながら素早く身体を起こした。
そして、ひくひくと戦慄く身体を二つに折り曲げ、一気に挿入する。

「は、あ、ああ―――!!」

「ナ、ルト……!」

喘ぎとも叫びともつかない声が、ナルトの喉から迸った。
淫らな音を立てる結合部から、白い液体が止めどなく溢れ落ちていく。
それが潤滑となり、カカシの腰の動きが一層激しく、荒々しいものになる。
木製のテーブルがギシギシと揺れ、ナルトの身体も激しく揺れ動いた。

「ナルト……っ」

カカシの艶めいた声に、揺さぶられるままのナルトが蒼い眼を向ける。
涙の浮かぶ潤んだ瞳が、カカシを捉えた。

「カ、カシ、先生……っ」

「イくよ」

宣告とも宣言とも受け取れるひと言に、ナルトは頷いた。
押し寄せる快感の中、ナルトがカカシの首に腕を回す。
最後の律動を受けながら、貪るように熱いキスを交わした。

頭の中が白くなるような絶頂に追い上げられ、ナルトはそのまま意識を手放した。

………



「もー、どこもかしこもベタベタだってばよ!どうしてくれるんだってば!!」

気を失っていたナルトが目覚めた第一声が、これだったことは言うまでもない。

「生クリームなのか、オレのなのか、お前のなのかもわからないしねー?」

呑気にカカシに言われ、怒髪天を突く。

「そんなエロい恰好で言われたら、もう一回したくなっちゃうなー」

と言われ、裸にエプロンの姿で螺旋丸を作り始めたのは、ここだけの話。
(違う意味で)着替えが必要だったのは、言うまでもない。




完。




 

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